2010年12月8日水曜日

CATIA下位バージョンへの変換方法



 CATIA V5 で、下位バージョンへの変換方法について、
詳細説明や画像付きで説明が無かったので、のせてみました。

 まず、準備が必要です。
パーツボディー下に、ソリッドをアセンブリしておく。
 (上図では、紫の直方体は、単独のままにしてみます)
・サーフェースも変換したい場合は、アイテム1つだけ、変換可能です。
 (結合しておけば、複合面で変換できます)
 その場合は、Generative Shape Design にして、メニューから、
 ”ツール” ⇒ ”外部ビュー” で選択しておく
・忘れずに、ファイルを保存する。

そして、ユーティリティーから、DownwardCompatibility を選び、変換する。
(ここで分らないようなことは無いと思いますので、省略)

実行すれば、変換終了。

注目すべきは、パーツボディーの子となってなかった、紫の直方体です。
変換されていません。
また、座標系や式等も同様に、変換されませんので注意を。

 以上となります。


 パーツボディーのアイテムだけが変換されるってところで
引っ掛っている人が多いのではないでしょうか。
あれっ!?変換終了しているのに、中身が空だ!?、とか・・・。
 他のコマンド等でもそうですが、パーツボディーというのは、
特別扱いされていますので、何で!?出来ない!?と思ったときは、
パーツボディーにアセンブリしてみてはどうでしょうか。

 なんだかんだで、パーツボディー ( PartBody ) は、
ちょっと特別な扱いのようなので、
やはり、こういった時だけ使用するのが良いですね。