2008年9月5日金曜日

CATIAでの穴埋め




 CATIA V5 です。
穴埋めした時に、そのトリムラインを残さないように、穴埋めが出来ます。

 単面であれば、トリム解除(Untrim)でOKですが、
結合(Join)された面に穴があった場合、トリム解除が行えません。
 フィル(Fill)という手がありますが、それだと、その部分だけ違う自由曲面が
存在する結果になるだけです。
(穴埋めしたい部分が、平面であれば、穴部をフィルで作成しても
結果は平面になりますので、問題ありませんよ。)

そこで、方法としては、
抽出(Extract) ⇒ 境界(Boundary) ⇒ トリム解除(Untrim)
 ⇒トリム(Split) ⇒ 結合(Join)
という流れになります。
 その時、最後の 結合 で、
上図の部分 ”Simplify the result (結果を単純化)” にチェックを入れ、
結合すると、トリムラインが残らずに(面が分かれずに)、穴埋めが出来ます。

 これは、穴埋めだけでなく、同一面同士でその範囲であれば
単純化してくれます。 (隣合う面等でも、OKです)
エクスポート時のデータ量も小さくなるし、
変な分割ラインも残らないので、かなりオススメです。

2008年9月2日火曜日

ライノでの結合

 Rhinoceros での結合について。
結合時のトレランス値は、オプション の 単位-絶対許容値 と
同じ扱いになっています。
当然ですが、この絶対許容値は、トリム等、ほぼ全コマンドに影響されます。
ですので、結合時のトレランスを変えたい場合は、心許無いですが、
状況により、JOIN コマンドの前にだけ、変更しましょう。
その変更した数値が、”結合トレランス” となります。
CATIA と違い、後でトレランスの情報は調べられませんので注意を。
また、結合した後は、単位の許容値は必ず戻すように心掛けましょう。

 Rhino も CATIA 同様、元面を変形させません。
ただし、結合(Join)⇒分解(Explode)しても、元面と同じにはなっていません。
結合部分が、トリムされた状態になっています。
ですので、完全に元面に戻す場合は、トリム解除が必要です。
 また、エクスポート⇒インポートした場合は、CATIA 同様、元面に戻ります。