CATIA からのIGESのエクスポート時に、オプションが2通り選択できます。
今回は、CATIA から ライノ へのIGESデータでの受け渡しについてです。
上図は、Solidコマンドで、立方体作成し、1ヶ所だけ勾配を付け、
手前側は、同じ径でR作成しただけの単純形状です。
●Standard 設定
上記でのデータ量 - 64 KB
平面部 - 4境界すべてトリムされた状態で、しかも元面サイズは大きめ
単純フィレット部 - パイプ面のトリム面(※1)
同径単純フィレットの集まり部(3角面部) - 球のトリム面(※1)
(※1:上図のように、トリムが変になる場合が多いに有ります)
●B-Spline 設定
上記でのデータ量 - 116 KB
平面部 - ライノでシュリンクしたような状態のトリム面
単純フィレット部 - 通常のフィレット面(接方向へのトリムは無い状態)
同径単純フィレットの集まり部(3角面部) - 3角面(トリム無し状態)(※2)
(※2:こちらも、※1のように、トリムが変になる場合が有るの注意です)
データ量が違うのは、フィレット部分の制御点(構成点)と次数の違いです。
感覚的ですが、平面や単純Rフィレット面を Rhinoceros へ渡す場合は、
B-Spline 設定が良いようです。
しかし、平面がシュリンクされた状態ですので、
再度フィレットをライノで作成する、等の作業がある場合は、
フィレット関係はすべて作成し直すと考えて、
Standard 設定のでエクスポートとするのが効率的な時もあります。
やはり使用内容で切り替えて使用するのが良いと思います。
ただ、自由曲面の場合は、制御点、次数共に、
CATIA のオプション違いだけでは、変化はありません。
別のCADへの受け渡しは、同様に試してみる方が良いと思います。
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